山梨県民熱愛グルメ ケンミンの秘密
似て非なる熱愛ヌードル「甲州ほうとうvs上州おっきりこみ」24/2/8
<第一局「味付け」>
・甲州ほうとう:甲州味噌を使った味噌ベース
・上州おっきりこみ:粉末だしと醤油ベースでさっぱり
(北毛:味噌ベース 西・中・東毛:醤油ベース)
山梨県より醤油文化の浸透が早かったからと言われている。
<第二局「具材」>
・甲州ほうとう:最大の魅力はかぼちゃで投入率ほぼ100%
カボチャは、冬至に食べると風邪をひかないと言われ、かつて過程で栽培する人も多かった。
・上州おっきりこみ:根菜類を中心に何を入れてもOK
どちらも翌日のどろどろの状態のものをご飯に乗せて食べるのが好き。
- 【紹介されたお店】
・たちばな源氏庵(食べログ) 群馬おっきりこみ
・ほうとう研究所(食べログ) 山梨海鮮ほうとう
・旅の駅 kawaguchiko base(食べログ) 山梨ほうとうパスタ&グラタン
【全国の郷土料理ランキング】
1位 秋田 きりたんぽ
2位 山梨 ほうとう
3位 北海道ジンギスカン・ジンギスカン鍋
4位 沖縄 沖縄そば・ソーキそば
5位 大阪 たこ焼き
<高崎商科大学・熊倉浩靖特任教授の話>
”ほうとう”と”おっきりこみ”のルーツは同じ。
遣唐使が伝えてきた餺飥(はくたく)が由来。
小麦粉を薄く伸ばした煮込みうどんのような料理で平安時代の終わりに河内源氏の一族が関東・東北へ展開する中で山梨県や群馬県に伝わったと言われている。
餺飥(はくたく)の訓読み”ほうとう”と言われるようになった山梨
”切った面を鍋に入れ込む”かあ”おっきりこみ”になった群馬
群馬県の一部埼玉県の北部などでは”煮ぼうとう”ともいわれる。
おっきりこみは家庭料理で提供店が少ないのに対して、ほとうは家庭料理でありながら他県民をもてなすための専門店が数多く存在する。
県民熱愛グルメ 「吉田のうどん」17/11/9
・吉田のうどんの提供店は、富士吉田市だけで60軒以上もあり、昔ながらの店は、自宅型店舗が多い。
・吉田のうどんの肉は、馬肉を使用していて、馬肉が入った「肉うどん」を注文するのが定番
・最大の特徴は、硬くて極太の麺で讃岐うどんの2倍はある。
・吉田うどんは、「のどごし」ではなく「歯ごたえ」を楽しむもの!?
・定番のスパイスは「すりだね」=唐辛子・山椒・ゴマを練った辛味調味料
・吉田のうどんのお店では、基本的には替え玉が可能で替え玉&すりだねで無限に楽しめる!
8代目御師の佐藤勝利さんの話
富士吉田市は、年間を通して気温が低く土壌も溶岩に由来しているため粉食を中心とした食文化。
江戸末期から昭和にかけて富士吉田市の主要産業が養蚕や機織りとなり織物の機械を動かす女性が昼食の準備で作業が止まらぬように男性が代わりにうどんを作るようになったと言われていて、腹持ちを良くするため力まかせにうどんを練りコシのある硬いうどんを作ったのが吉田のうどんの始まりだと言われている。
富士吉田市周辺は、昔からキャベツの生産が盛んで富士山登山者の荷揚げのため馬が数多く飼われていたため自然とキャベツが入れられるようになった。
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