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新説!所JAPAN 歴史学者・磯田道史先生 ミステリーツアー「忠臣蔵」

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新説!所JAPAN 歴史学者・磯田道史先生 ミステリーツアー「忠臣蔵」11/25

京都市山科区「大石良雄遺髪塚碑」

大石良雄遺髪塚碑
住所:京都府京都市山科区西野山桜ノ馬場町

磯田先生 1分でわかる忠臣蔵
幕府から大事な仕事を頼まれた赤穂藩藩主・浅野内匠頭(35)
賄賂を贈らなかったため指導役幕府高家・吉良上野介(62)から理不尽ないじめをうける。
江戸城・松の廊下で限界を超えた浅野が吉良に切りかかる。
幕府の裁定 浅野内匠頭は切腹、赤穂藩取り潰し
喧嘩両成敗のはずが幕府の裁定は、吉良にお咎めなし

これ不満を持ったのが赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助(45)
47人の侍が1年の浪人生活を耐えしのぎ、12月に吉良邸へ討ち入り主君浅野の仇討ちを果たす

「忠臣蔵」日本人の好きな忠義を尽くす美談として語り継がれるように

しかし、忠臣蔵は仇討の物語ではない!?

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忠臣蔵は、仇討ではない!?

京都市山科区「岩屋寺」

岩屋寺
住所:京都府京都市山科区西野山桜ノ馬場町96

大石内蔵助が討ち入り前に潜伏していた場所

扉には、浅野家と大石家の家紋が彫られている。
大石内蔵助が持っていられた槍や肖像画、自作の硯
「風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとかせむ」

岩屋寺の参詣者名簿

四十七士 木像(もっとも古く忠実に再現されているといわれている。)&位牌
討ち入りが義拳(正義の行い)だとされ戒名に「刀」「劔」の二つが使われている。
赤穂浪士は、47人ではなく120人いたが討ち入り中止と嘘をついて選別した人数
討ち入りには武芸に秀でたものばかりではなく会計係も参加

討ち入りまでにかかった経費総額697両(約8364万円)
関西から江戸に行くまでの旅費だけでもかなりの負担だった。

仇討の条件
・奉行所への届けが必要
・原則 目上の血縁者(両親・兄・姉など)を殺された者のみ

浅野内匠頭を殺したのは、綱吉であって血縁者でもないので仇討でもない…!?
赤穂四十七士の仇討ちは、犯罪行為

大石賜死之画(大石内蔵助が切腹された時の掛け軸)
介錯:切腹した際、即死させるために首を切ること
大石の介錯をした熊本藩士・安場一平の子孫が掛け軸と刀を保存
「伝来 大石介錯之刀」備前長船 大石の介錯に使うように細川家の殿さまから直々に賜ったもの

赤穂浪士を無罪放免にする案もあったそうです。
切腹(武士の名誉ある死)を命じられたことは武士として扱われた証拠だそうです。

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赤穂浪士の真の目的

滋賀県某所に門外不出の古文書が眠っている!?

古文書3要素 石垣・門・蔵、そして道を曲がる角の所の古い家に古文書がることが多いそうです。

中央義士会理事長・中島康夫さんが古文書の発見者
50年以上にわたって忠臣蔵を研究・調査し数々の貴重な史料を発掘

近松家当主・近松貞晴さん
先祖は、赤穂浪士の近松勘六の家来・近松甚三郎
大石内蔵助から重要な使いを頼まれ討ち入りを陰で支えた人物
その甚三郎が故郷に持ち帰った古文書
陣羽織(紙子羽織・綿をロウで塗った油紙デコーティングした防寒具)
家紋は、見えないように内側に入れられている。

「重高小座衛門譲状」
子孫に至るまで大切に仕り候ように申し渡すべく候
粗末に仕り候ば、加盟断絶に心得べく

「義士姓名書付」討ち入りした47名の名簿
近松勘六が記したもの
勘六は、主君を護衛する馬廻の赤穂浪士で討ち入りでは最も重傷を負う
名簿の上の「△」の印は、吉良邸で活躍した人だと思われる。
他、「使」「首取」
首取 間十(重)次郎
・討ち入りで吉良上野介に一番槍を付けた赤穂浪士

「義士墓前報告一件」
赤穂四十七士は討ち入り後、浅野内匠頭の墓前で仇討成功の報告したといわれています。
討ち入りが仇討のためなら矛盾が生じる?
吉良邸から泉岳寺まで約13㎞ 負傷者もいる中…

墓前に取り扱いを丁寧にし吉良の首を置いて…

上野介殿のお宅へ推参しまして、すなわち吉良上野介殿のお供をして参りました。
この合口(短刀)は、殿様が御秘蔵の物を私たちに下されたものです。
ただいまお返しします。

鞘を抜いて刀を石塔の上段に置いて柄の方を石塔の方に向けて(浅野が上野の首を切る感じで)、そして右の短刀を取り上野介殿の首に三度短刀を当て、党様が吉良の首を討っているようなしぐさを全員が行ったと記されている。

主君が行う吉良の殺害の介添えが実施阿の彼らのクライマックス

忠臣蔵の真の目的は亡き主君・浅野内匠頭本人に吉良を打たせてあげること

「風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとかせむ」
生きている人間の命令より死んでいる人の命令の方が強い命令になる。

大石内蔵助 辞世の句
「あら楽や 思いは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし」

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