東京都江東区 東京都江東区 大島駅・大島稲荷神社周辺で藤田朋子の俳句さんぽの足取り
東京都荒川区 日暮里駅START→
正岡子規と言えば
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」など
見たまま 感じたままを詠む いわゆる写生句の手法を確立した人です。
愛媛県出身の正岡子規が26歳のときに住んだのが荒川区の日暮里周辺
さらに荒川区は、松尾芭蕉が「おくのほそ道」へと旅立った場所としても知られています。
区内11か所に俳句ポストが設置されるほど俳句に熱い街です。
日暮里駅~「子規庵」へ
住所:東京都台東区根岸2丁目5−11
子規庵は、正岡子規が肺結核を患い34歳の若さで亡くなるまでの8年間暮らした家
空襲で焼失しましたが昭和25年、当時の姿のままに再建されました。
病で膝を伸ばせなくなった子規が立て膝の状態で座れるようにくり抜いた机、終焉の間などの展示もさ®ています。
子規が亡くなる2年前につくった句
「鶏頭の 十四五本も ありぬべし」正岡子規
鶏頭というのは鶏頭の花 庭に咲いた 鶏頭の美しさを詠んだ俳句
「糸瓜咲て 痰のつまりし 仏かな」正岡子規
「窓ごしの 糸瓜をゆらす 春の風」藤田朋子
子規庵~だんごやさん「羽二重団子」
「こんにちは 会ったらあなた 太ってた」藤田朋子
着ぶくれは、冬の季語
「太ってた」を俳句的に言うと「着ぶくれて」
住所:東京都荒川区東日暮里6丁目60−6 103
羽二重団子 焼き・あん 605円
正岡子規が好きだった団子
子規が病の床にあっても食べていたのが羽二重団子
子規は ここの団子に関する俳句をいくつも残しています。
「芋坂も 団子も月の ゆかりかな」正岡子規
仰臥漫録に「あん付き3本 焼き1本を食う 悶着あり」正岡子規
新潟の庄内米を使った団子は、そのやわらかさから絹織物のようだと羽二重の名がつきました。
「子規を真似 花見団子を フライング」藤田朋子
(英語もOK 俳句は自由)
羽二重団子~谷中霊園~「長明寺」へ
谷中霊園 毎年3月には170本のソメイヨシノが咲き誇りお花見の名所としてにぎわいます。
谷中周辺には70以上ものお寺があり、一説によると徳川家康が江戸を災いから守るために江戸城から見て鬼門の方角に寺をたくさん置いたとも言われているそうです。
住所:東京都台東区谷中5丁目10−10
日蓮宗の総本山の身延にある久遠寺から株をわけていただき 今は、「枝垂れ桜のお寺」として有名です。
長明寺は、あの水戸光圀もしばしば訪れたお寺で、そのため光圀が奉納したという貴重な「右大臣、左大臣と三十番神」という32体の仏像が本堂の中に奉納されています。
基本的に見学できないです。
当時のままではなく京都の仏像屋さんに修復をしてもらっています。
右大臣、左大臣をはじめとする像は、徳川家と関わりが深く光圀が、江戸に来るたびにもてなしてくれたお礼にと奉納されたもので32体の像は、それぞれが仏様を守護しているそうです。
近くに寛永寺さんとか本山がありますのでその関係で本山を中心にお寺が多数存在してます。
長明寺~尺八「コムソーコヤ」へ
住所:東京都台東区谷中3丁目1−17
虚無僧さんだそうで 毎週この地域の路地歩いてるそうです。
25年前に尺八の先生に出会ったことで、その魅力の虜となり虚無僧の道に入り、今では修行のかたわら
尺八作りや吹き方のレッスンを行っています。
尺八は 竹の筒に吹き口を削り5つの指穴を開ければ 完成。簡単だけど奥が深いそうです。
コムソーコヤ~「そば処 太宝家」へ
にしんそば 900円
にしんは、北海道産のものを甘辛く煮つけ骨まで食べれます。
春の季語 「にしん」
にしんというのは冷たい海流のところにいる魚で春になると 産卵のために大量にくるということで春の季語
「飴色の 鰊を蕎麦に 女優美(は)し」対馬康子先生
「にしんそば 食べて笑顔の 声はずむ」藤田朋子
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