新説!所JAPAN パリでどら焼きがブーム!? なぜ日本人は”あんこ”が大好きなの!?
花の都・パリで”どら焼き”が大ブーム
ルーブル美術館の側でどら焼きが販売され大盛況だそうです。
きっかけは、2016年フランスで公開された樹木希林さん主演の「あん」
これを見てあんこを食べてみたいという人が増えたそうです。
日本の心を今も昔も捉えて離さない”あんこ”ソールフルーツ
小豆が甘いのは日本だけ!?
外国では、色々料理に混ぜられて食べられる豆類 甘くして使うのは日本人だけ!?数少ないそうです。
愛知県名古屋市 あんこ帝国!?
名古屋のソールフードと言えば”小倉トースト”
今、名古屋で人気の「小倉ハリケーン」あんこの入ったトルティーヤ
おしるこハスタ!まで…
ゆであずき缶の購入率
常備している30% よく購入する30% あまり買わない40%
おはぎは、おやつではなく主食である・・・
東海地方の食文化を研究 名古屋女子大学 遠山佳治教授
昔の人たちは、”あんこ”を食べることが富の象徴 当時甘いものは非常に高く輸入してお菓子として使っていたので富の象徴として庶民は捉えていた。
日本では砂糖が作れない時代が長く、あまいあんこはお金もか民が高いものしか口に出来なかった。
茶道が盛んだった名古屋ではお茶菓子として出さあんこをつかった和菓子に庶民の憧れ集中
尾張徳川家がたびたびお茶会を開いていた。
見栄っ張りの名古屋人は、冠婚葬祭が派手で冠婚葬祭にはおあんこのお菓子がつきものでした。
派手婚には恩顧が必須の食べ物で多く振舞われることが多く身近な存在になっていった。
外国でも甘いものは貴重品でした…
でも、砂糖以上になぜあんこが貴重になったのでしょうか?
なぜ日本人は、豆をあまくしたのか?
1934年 室町時代 奈良で創業 紅白まんじゅう発祥の店
初代・林浄因が日本で初めて甘い小豆のあんを作ったそうです。
林浄因とは、室町時代に中国からやってきたお坊さんが帰化し塩瀬の創業者
砂糖が流通していない時代、果物を干したものが甘みの中心
林浄因が甘葛煎(あまずらせん)、樹液をつかってあずきを甘く煮た。
現在では、幻の甘味調味料 ぶどう科の木のツタから採取した樹液を煮詰めたもの
奈良女子大学が行った再現実験では、45kgのツタからできたのは100㏄で甘い樹液が獲れるのは冬場だけ
今の価値では、100㏄ 20万円の価値
甘葛煎でつくったあんこは、当然金持ちか地位の高い人しか手に入れることができなかった。
まんじゅうは甘くなかった!?
あんこの原型は、中国
中国でお肉などがはいっていた点心を日本から来ていた留学僧が発見し造りから持ち帰った。
しかし、僧侶がお肉を食べるのはご法度中の御法度…肉の代わりに色が似ている赤い小豆を使った。
点心の作り方をまねているので小豆の味付けは、塩
今から670年前 公家のお茶会に出す茶菓子を頼まれた林浄因
喜ばせいたいという思いで当時使われていた高級甘味調味料・甘葛煎で甘い餡子を作った。
”あまい餡子=富の印象”が日本人に根付いていった。
枕草子に上品な食べ物として甘葛煎をかけたかき氷を紹介している。
”こしあんvsつぶあん” どっちが付き!?
あんこ帝国 名古屋の場合
つぶあん78% こしあん22%
東京の場合
つぶあん41% こしあん59%
あんまんでおなじみ井村屋の話
つぶあんとこしあんのあんまんを作っているが西と東で食べれている割合が違います。
東日本 つぶあん40% こしあん60%
西日本 つぶあん90% こしあん10%
昔の上流階級の人たちがこしあんを食べていたというのは、歯に川が残る粉などを嫌ったためこしあんが好まれた。
参勤交代で多くの武士が江戸に出仕 これが江戸中心に東日本で個子安文化が広まった。
つぶあんが注目され始めたのは江戸時代中期
徳川吉宗が 1727年砂糖の国内生産を推奨し日本中に砂糖が流通し始める。
これにより高級品だったあんこが庶民にも広まり手間のかからない”つぶあん”が広まったといわれています。
このころ広まったどらやき、桜餅、きんつば、柏餅などつぶあんが使われています。
砂糖の産地に近かった西日本でつぶあん文化が広まった。
大阪出身の初代が庶民の味”たいやき”をうんだ浪花家総本家
つぶあんにこだわり続ける理由、がつんと小豆の味がしないとたい焼きじゃない!こしあんになると上品な味になってしまうそうです。
上流:こしあん 庶民:つぶあん
今食べるべきあんこ菓子
つぶあん
つぶあんおはぎ(黒米) 1個170円
黒米の食感とつぶあんの風味が絶妙だそうです。
てん菜糖由来のグラニュー糖を使用
こしあんん
東京レンガぱん 287円
こしあんと特製クリーム2掃除たてが病みつきに
クリームにも白あんが入っている。
井森さんおすすめ
豆大福 180円
つぶあんじゃないのよ”小倉あん”
小倉あんてなに? 名古屋で有名な小倉トーストを食べている名古屋人もつぶあんと勘違い
つぶあんと小倉あんの違い
こしあんとつぶあんのミックス
砂糖で煮た大きめの大納言小豆をこしあんに加えたもの
小倉という名前に高級品のイメージを重ねた。
小倉百人一首 藤原定家という和歌の聖人が小倉百人一首を選んだ場所が京都・小倉山にある別荘
文化教養雅の中心イメージであった。
小倉=ブランド 今でいう軽井沢・代官山みたいなもの
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