ケンミン訛りアカデミア みちのく言葉の探究 青森・秋田・山形編25/3/13
<研究テーマ①「けろ」「にゃ~」>
<けろ>
・けろ=「ちょうだい」の意味
・「けろス」になると丁寧な「ください」のニュアンスになる。
・山形では「けろ」、秋田では「けれ」、青森では「けろ」「けれ」の両刀使い。
<にゃ~>
・にゃ~=「だよね」の意味。
・山形では「にゃ~」、秋田では「しゃ~」、青森では「じゃ~」と言う。
<研究テーマ②「こ」>
・秋田県民と青森県民は、「犬っこ」「お茶っこ」など単語のうしろに「こ」を付けがち!?
・小さいものや愛らしいもの、親近感のあるものなどに「こ」を付ける!?
・山形や福島では、あまり「こ」を付けない。
・”こ”は、指小辞の小さいや少ないを表す。
<大阪教育大学・教育学部教育協同学科・櫛引祐季子准教授の話>
江戸時代に「こ」をすでに使っている記録がある。
その江戸で使われていた「こ」が東北に伝わり、小ささや小さい物からイメージされる愛らしさなど、自由自在に「こ」の中に表現として込めていったと思われる。
お茶っこの「こ」は、指小辞の元々の子どもの「こ」の意味が完全に失われている。
お茶っこ=ちょっとお茶でも飲みませんかという意味合いになっている。
お互いに親近感が抱け、緊張した雰囲気を和らげる「こ」が東北の北部では発達している。
<研究テーマ②「流行語」>
<みちのく流行語大賞2025 青森「めごい」>
アイドル「めごいどる」人気により、青森ヤングの間で「めごい」(=かわいい)がキテる。
<みちのく流行語大賞2025 秋田「せばな」「んだな」>
秋田のヤングは、「せばな」(=またね~)、「んだな」(=それな~)をよく使う。
<みちのく流行語大賞2025 山形「どだなだず」>
山形のご当地スター、ミッチーチェン人気で「どだなだず」(=どんなだよ!)がキテる。
上京するならコレ持ってきな! 秋田・青森・山形・千葉・長野・大阪・兵庫・鹿児島・沖縄25/3/13
秋田県「コーヒー(たけや製パン)」
・創業74年、秋田の老舗パンメーカーが製造している商品。
・コッペパンの中にビターテイストのコーヒークリームがはいっている。
<青森県「スタミナ源たれ」>
・青森名産のりんごとニンニクを使った焼肉の定番タレ。
・チャーハンや肉野菜炒めにも使用する。
<山形県「うまいたれ」>
・カツオ出汁を使ったしょうゆ風の調味料。
・「芋煮」「玉こん」もこれ1本で味付けOK。
<千葉県「楽花生パイ(オランダ家)」>
・千葉県に40店舗を展開する和洋菓子チェーンの人気商品。
・落花生の蜜煮と白餡をブレンド。
<長野県「ホームラン軒 信州みそ仕立て みそラーメン」>
・カップ麺「ホームラン軒」の長野限定商品。
・スープに信州みそ、具に野沢菜を使用。
<大阪府「梅やき(別寅)」>
・鶏卵と魚のすり身を合わせ、梅の形に焼き上げた練り物。
・おでんの具にも人気。
<兵庫県「アラ!」>
・アラ!っと驚くほど、とろりとした食感の海苔の佃煮。
・薄口醤油発祥の地・たつの市で誕生。
<鹿児島県「雀の卵」>
・九州の甘い醤油でコーティングし、中は落花生。
・鹿児島が落花生の産地だったことをきっかけに誕生。
<沖縄県「コンビーフハッシュ」>
・コンビーフとじゃがいもをブレンド。
・サンドイッチ、ゴーヤチャンプルー、卵焼きなどにおすすめ。
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